日本の風味・世界の調味 サンジルシ

ENTRY
企画開発部 商品開発課 山下晏奈
INTERVIEW
02

とことん「おいしい」を追求。
豆と自分の可能性を広げて
成長できる場所。

品質管理部 醸造研究課 野々村健慎

Q1

サンジルシ醸造に入社を決めた理由やきっかけはなんですか?

学生時代に発酵という現象が起こることで大豆からみそに変わることを知ったことがきっかけです。発酵することで大豆単品では発揮されなかった血圧を下げる作用や、作用抗酸化作用が発揮されることも知りました。そこからだんだんと発酵に興味がわきました。みそやしょうゆは麹菌や乳酸菌、酵母菌などの微生物がうまく入れ替わってバトンタッチしながら発酵がすすむことで出来上がります。どこかでつまずくと発酵がうまく行かずみそ、しょうゆは完成しません。微生物をうまく活用し、食品を作る日本の伝統的な発酵という技術に惹かれ入社を決めました。

Q2

これまでの仕事で思い出に残っているものはなんですか?

サンジルシ独自の製法を使い試験的に合わせみそを仕込んだことです。塩分や配合条件などを変えてどうすればおいしいみそができるのかを探求することはとても楽しいです。私たち醸造研究課は「家に持って帰りたいぐらいおいしいものを作る」ことを目標にしていますが、このみそは本当に持って帰りたくなるぐらいおいしく香りも最高でした。まだ製品にはなっていませんが、この商品をスーパーの棚における日が来るようこれからも精進したいと思っています。

Q3

仕事をしている上で大切にしていることはなんですか?

職場の方と積極的にコミュニケーションをとることが大切と考えています。仕事を円滑に進めるためには一人で対処しようとするより、周りの人と協力して仕事をする姿勢が必要だと思います。また、トラブルが起きた際に職場の方と「頼り頼られの関係」ができているとスムーズに対処することができます。そのため私は現場に行くと普段の何気ない会話をするようにしています。もちろん仕事の話もしますが、何気ない会話から得られる情報が意外と大切だと感じています。

Q4

実際に仕事をしてみてサンジルシ醸造の雰囲気はどう感じていますか?

優しい方が多く、風通しの良い会社だと感じています。入社したての頃から分からないことは手厚く教えてくれました。また、上司と部下の関係性が近いので自分の意見を言いやすい環境にあると思います。醸造研究課では自分がやりたいと思ったことは積極的にやらしてくれます。しかし、逆に言えばやることを自分で探していかなければならないので、そこをどう受け止めるかだと思います。

DAILY SCHEDULE 1日の流れ

8:00 8:00
朝礼、メールチェック、培地のカウント、微生物の培地作成(醸造過程で必要になる乳酸菌、酵母を培養する)
9:00 9:00
大豆の検査、現場の巡回、味噌のサンプリング、速醸室の温度管理
11:00 11:00
分析業務(サンプリングした味噌を分析し使用できる桶の選定を行う)
12:00 12:00
休憩・昼食
13:00 13:00
研究業務(新しい醸造物の開発、小試験の計画・実施・報告書まとめ・振り返り)
15:00 15:00
菌検査(味噌の一般生菌数を数えるための培地をまく) 諸味管理サポート(温度管理や乳酸菌添加、アルコール発酵など)
17:00 17:00
片付け、就業

残業がある日もありますが、定時に帰りたい日は予定を調整して帰ることはできます。

Q5

これからやってみたい仕事はどんなものですか?

世界の人々に感謝されるような商品づくりを目指して頑張っていきたいです。アメリカにあるSan-J International, Inc.の工場では、欧米にセリアック病が多いことからグルテンフリーたまり醤油を一早く手がけて大ヒットしました。セリアック病とは、小麦を摂取することで異常な免疫反応がおこる病です。そのため、食べたくてもパン、麺類、しょうゆを摂取することができない人たちがいます。しかし、人が知恵を絞り製法を変えることで、小麦を使わずにこれらの食品は製造できるようになりました。当時アメリカ工場にいた方から、食文化が世界に広がっていくのを感じたと聞きました。私も世界の人々に感謝されるような食品づくりを目指し頑張っていこうと思います。

06

これから入社する方へメッセージをお願いします。

守破離という言葉をご存じでしょうか?守破離とは武道や芸能など技を修業する世界で基本とされていることです。「守」は繰り返し、基本を習得すること。「破」は「守」で身につけた基本ベースにしながら自分なりの工夫をして徐々に基本を破ること。「離」は型や教えから離れ、全く新しいオリジナルを生み出すこと。新入社員の方にはまずは「守」から実施すると良い思います。そのためには、なんでも質問して、困ったことがあったら相談してください。とはいえ、私も1年早く入社しただけの身です。逆に新入社員の方にも教わることもたくさんあると思ってますので、是非一緒に成長していきましょう。