平素はサンジルシに対しまして格別のご支援とお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
弊社、サンジルシ醸造株式会社では、創業から200年を超えた今でも、『さらなる挑戦』を志しております。みそ離れが叫ばれている今、「食文化を広げる調味料への挑戦」が必要であると考え、「豆みそ」と「たまりしょうゆ」を、『日本の風味、世界の調味』に高めようと日々邁進しております。そんな中、アメリカにて「たまりしょうゆ」の製造拠点である、「サンジェイ・インターナショナル(SAN・JI)」を設立し、世界の食文化の向上を図って参りました。
また、サンジルシが食品メーカーとして取り組みたいと考えるその先に、食育の姿があります。現在の食事情では、食として当然な安心安全、健康、それに付随する、おいしさや楽しさが食卓にはより大切であると考え、地域の皆様を対象とした工場見学を実施するなど「食育」への取り組みを積極的に進めたいと考えています。そして、当社の商品が、“家庭の食卓に笑顔を届けられる調味料”となるよう、挑戦をしていきたいと思っています。
今後とも一層のご指導、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
社章は伊勢湾に注ぐ三大川「揖斐・長良・木曽川」を表しています。その昔、桑名藩のご用商人として、回船問屋を営んでいた頃の船の旗印がこのマークで、そのまま商標として引き継がれています。
「みそ豆は七里帰っても食え」ということわざがあるほど、昔からそのおいしさや高い栄養価を人々に認められていた大豆、その加工品の代表格、みそやたまり、しょうゆは和食文化の結晶と言えます。大豆から生み出される無限の可能性を、サンジルシは追求してまいります。
みそ・たまり・しょうゆの製法は、日本の風土となっています。四季の変化にあわせ、自然の恵みと微生物の働きにより生み出されるそれらは、日本人の味として受け継がれています。「畑の肉」とも言われるほど、大豆は栄養価の高い植物性タンパク質を豊富に含み、欧米諸国でもたいへん注目されています。
東海道の42番目の宿場町、そして木曽三川の水上交通の要衝として発展した港町 桑名において、桑名藩から命を受けて「みそ・たまり醸造業」をはじめたのが文化元年(1804)。戦後の苦難を乗り越え、工場の移転拡大などを経て現在に至っています。
食品醸造業において品質の向上と安定は、最大の使命です。お客様に安心・安全な製品をお届けするため、日々の清掃はじめ、細心の注意と最大の努力を行っています。
創 業 | 文化元年(1804年) |
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所在地 | 【本社】 |
法人組織化 | 昭和55年(1980年) |
資本金 | 1億円 |
従業員数 | 127名(2018年4月現在) |
敷地面積 | 52,238㎡ |
年 商 | 39億3400万円(2017年10月現在) |
1804年 | 桑名藩の命により、みそ・しょうゆ醸造業を創業。 |
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サンジルシの前身は、桑名藩・御用商人の回船問屋でした。伊勢湾に注ぐ揖斐、長良、木曽の三大川の豊富で良質な水は、みそ・しょうゆ醸造にとって多大な恩恵の源であり発展へのかけがえのない基盤となっています。 ※明治時代に入ると、みそ・しょうゆ醸造業に主力が移行。 揖斐川沿にならんだ回船業当時の倉庫は、明治末期にはすべてがみそ・しょうゆの仕込み蔵になりました。 |
1935年 | オート三輪による輸送をスタート。 |
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これまでの大八車にみそ桶、しょうゆ樽を乗せて運ぶというスタイルを一新。 オート三輪の導入は桑名地方では初めてのことであり、輸送力を強化することで販売エリア拡大の口火を切りました。 さらにその後、インスタント食品のはしりともいうべき固形みそ、粉末しょうゆを全国で初めて開発するなど研究開発に積極的に力を傾注。業容も、急速に拡大しました。 |
1963年 | 「サンジルシ醸造株式会社」に社名変更。 |
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昭和30年代(1955~)に入ると、みそは、明治・大正時代に普及したいわゆる竹の皮に包んで秤売りするというスタイルから、現在のようなポリエチレンの小袋詰包装による流通へ移行。こうした流れが、創業以来培われた醸造技術の粋を結した”サンジルシの料亭”としておなじみのロングセラー「料亭赤だし」登場の背景になったのです。 |
1972年 | 現本社に工場を移転、近代設備を完備。 |
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工場敷地面積は1万平方メートルから5万4千平方メートルに拡張。 伝統的な醸造技術に加えて近代設備を完備し、昭和から平成へますます多様化するニーズにお応えできる体制が整いました。研究開発にもさらに重点を置き、たまりしょうゆについては、全国品評会で最高位の農林水産大臣賞の栄に浴すという、うれしい成果を上げています。 |
1978年 | アメリカ合衆国に、現地法人を設立。 |
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アメリカ合衆国バージニア州リッチモンド市に、現地法人「サンジェイ・インターナショナル」を設立し、たまりしょうゆの輸出を開始しました。 |
1987年 | アメリカ工場竣工。 |
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アメリカ合衆国で「SOY・SAUCE」といえば、小麦を使わない大豆100%のいわゆるたまりを指し、大きな引き合いが寄せられ、バージニア州リッチモンドに本格的な醸造工場を竣工しました。 たまりしょうゆは現在、世界の調味料として浸透し、また現地で得られる優良な原料を生かした商品を皆様にお届けすべく日本への逆輸入も行っています。 |
昭和50年 第18回 | サンジルシ豆味噌 | 銅賞(金・銀・銅の3賞のみ) |
昭和51年 第19回 | サンジルシ豆味噌 | 農林大臣賞 |
昭和52年 第20回 | サンジルシ豆味噌 | 全国味噌鑑評会受賞 |
昭和56年 第24回 | 豆粒味噌 | 全国味噌工業協同組合連合会会長賞 |
昭和58年 第26回 | 豆粒 | 全国味噌工業協同組合連合会会長賞 |
平成03年 第34回 | 豆粒みそ | 社団法人中央味噌研究所理事長賞 |
平成07年 第38回 | 赤だし | 食糧庁長官賞 |
平成08年 第39回 | 赤だし | 全国味噌工業協同組合連合会会長賞 |
平成09年 第40回 | 料亭赤だし | 農林大臣賞 |
平成10年 第41回 | 赤だし | 名誉審査長賞 |
平成11年 第42回 | 特選料亭赤だし | 中央味噌研究所理事長賞 |
平成12年 第43回 | 特選料亭赤だし | 中央味噌研究所理事長賞 |
平成13年 第44回 | 特選料亭赤だし | 全国味噌工業協同組合連合会会長賞 |
平成14年 第45回 | 特選料亭赤だし | 全国味噌工業協同組合連合会会長賞 |
平成15年 第46回 | 料亭赤だし | 全国味噌工業協同組合連合会会長賞 |
平成16年 第47回 | 特選料亭赤だし | 全国味噌工業協同組合連合会会長賞 |
平成17年 第48回 | 特選料亭赤だし | 全国味噌工業協同組合連合会会長賞 |
平成18年 第49回 | 料亭赤だし | 総合食糧局局長賞 |
平成19年 第50回 | 料亭赤だし | 全国味噌工業協同組合連合会会長賞 |
平成20年 第51回 | 国産大豆料亭赤だし | 総合食料局長賞 |
平成22年 第53回 | 料亭赤だし | 鑑評会審査長賞 |
平成23年 第54回 | 料亭赤だし | 食料産業局長賞 |
平成24年 第55回 | 赤だしみそ | 食料産業局長賞 |
平成25年 第56回 | 豆みそ | 中央味噌研究所理事長賞 |
昭和63年 第16回 | 料亭たまり | 食糧庁長官賞 |
平成元年 第17回 | 料亭たまり | 農林大臣賞 |
平成03年 第19回 | 料亭たまり | 食糧庁長官賞 |
平成04年 第20回 | 特級本醸造しょうゆ | 食糧庁長官賞 |
平成05年 第21回 | サンジルシ料亭たまり | 品評会名誉会長賞 |
平成06年 第22回 | 料亭たまり | 農林水産大臣賞 |
平成08年 第24回 | 料亭たまり | 農林水産大臣賞 |
平成11年 第27回 | 特級本醸造しょうゆ | 食品流通局長賞 |
平成12年 第28回 | サンジルシ料亭たまり | 品評会会長賞 |
平成13年 第29回 | 特級本醸造しょうゆ | 農林水産大臣賞 |
平成14年 第30回 | 料亭たまり | 品評会会長賞 |
平成16年 第32回 | 料亭たまり | 全国醤油工業協同組合連合会会長賞 |